チェルノブイリ原発事故から36年 チェルノブイリ被害者たちはいま

今から36年前の1986年、4月26日にチェルノブイリ原発事故が起きました。
子ども基金は1991年からウクライナベラルーシチェルノブイリ事故被害者の支援を行ってきました。
はじめは甲状腺手術を受けた子どもたちに対し、医薬品の支援を行い、保養プロジェクトを実施しました。
その後、甲状腺の病気だけでなく、他の病気を患う子どもたちに対しても支援を行うようになりました。

手術で甲状腺を摘出してしまうと、生涯、甲状腺ホルモン剤の服用が必要となります。
それがいまウクライナでは戦争のため、医師の診断が受けられなくなったり、薬を手に入れるのが難しくなってしまっています。

戦時下のウクライナで、避難生活をしているチェルノブイリ被害者家族(子どもの頃に甲状腺の手術を受けた人と、その家族)に、
子ども基金からの支援金が届き始めています。
子ども基金の新しい協力団体、スウェーデンNGO「star of hope」を通して、メッセージが送られてきました。


今日(4/23)、私たち家族は支援金を受け取りました。
戦争という困難な状況の中で、それは私たちがまさに必要としている時でした。
チェルノブイリ子ども基金とstar of hopeのみなさん、
みなさんの広く、あたたかい思いやりの心を、私たちは忘れません。
Lさん(30歳)

大変な時期にご支援いただいた「チェルノブイリ子ども基金」に心よりお礼を申し上げます。
店には商品が少ないのですが、幸いなことに、じゃがいも、にんじん、ビーツ、小麦粉、油、衛生用品を買うことができました。
薬も注文することができました。後で郵送されます。
この恐ろしい戦争のために、人々が、子どもたちが命を落としています。
家が破壊されています。
私たちの家と、私たち家族がみなが無事であり続けることを心から願っています。
日本のみなさんが安全で健康でありますように!
     

戦争前、私たちはキエフ(キーウ)郊外のV市に住んでいましたが、
今はそこから約150キロ離れた、祖母の家に避難しています。
その家で6人で暮らししています。
日本のチェルノブイリ子ども基金とstar of hopeのご支援に心から感謝します。
それは私たちにとって大変重要なものです。
受け取った支援金で食料品を買い、住宅関連の費用に充てました。
どうもありがとうございました。
Tさん





毎年夏には、チェルノブイリ汚染地に住む病気の子どもたちに対し、
ウクライナベラルーシそれぞれ保養プロジェクトを開催してきました。
                    
ウクライナの子どもたちの保養               ベラルーシの子どもの保養
2021年8月 ヘルソン州の子ども保養施設「ドルフィン」   2021年8月 ミンスク州 子どもリハビリ・健康回復センター「希望」


今年の夏、ウクライナで保養を行うことはできません。
子どもたちには、心が安らげる場所、笑顔を取り戻せる場所が必要です。
一刻も早く平和が訪れ、子どもたちが安心して保養ができる日が来ることを強く願っています。