”ベラルーシ 子ども保養センター「希望」を訪問”のつづきです。
開設20周年記念祭の様子が、
ベラルーシ国営テレビのニュースで紹介されていました。
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2014年9月27日
「ナデジュダ」20周年
20年にわたり「ナデジュダ(希望)」を贈り届けてきた場所がある。
その名も「ナデジュダ」と呼ばれる子どもリハビリセンターは、
ヴィレイカ貯水湖のほとりにあり、このほど創立20周年の記念式が執り行われた。
センターでは、この20年間、ベラルーシや外国の専門家たちが、
チェルノブイリ原発事故で被災した地域に住む子どもたちを支援している。
これまでに約6万5千人の様々な病気を抱えた子どもたちが、ここで保養した。
アレクセイ・ロジオノフ記者は次のように伝えている。
「1、2、3、飛んで行け…」
このほど執り行われた式典で、何百もの風船が空に放たれた。
この参加者たちは、まる20年間にわたって、
チェルノブイリ原発事故で被災した地域に暮らすベラルーシの子どもたちを支援するだけでなく、
まさに文字どおりの意味で「ナデジュダ(希望)」をそうした子どもたちに贈りつづけてきた。
ヴャチェスラフ・マクシンスキー所長の話
「ナデジュダ」は、まさしく特別な施設です。
活動の方向は実に多岐にわたりますが、
そのそれぞれについて、「ナデジュダ」は誇りをもってあたっています。
なぜなら、それぞれのプロジェクトは、
具体的な個々の子どもの人生と結びついたものとなっているからです。
センターの専門家たちは、これまでの数々のプロジェクトの意義について、
現在まさに評価しきれないほどのものとなっていると話す。
毎日、この保養施設には実に様々な病気を抱えた子どもたちが集まってくる。
心臓の難しい手術を受けた子どももいれば、車椅子が手放せない子どももいる。
一方、ベラルーシの専門家たちをサポートし、
子どもたちのリハビリを助ける支援の輪も、
現在ではアイルランドから、
2011年に原発事故が起きたばかりの日本まで13か国に広がっている。
毎年、「ナデジュダ」を支援する、こうした外国の友人たちは、
ベラルーシに最新の医薬品や機器を贈っている。
ベラルーシ・ドイツ合同プロジェクト「ナデシュダ」
共同設立者アンドレアス・ザイフェルト氏の話
物資面だけでなく技術面でも支援を行うということを、
私たちは1993年初頭からはじめました。
そしてその際、最新のサナトリウムセンターを、
ここベラルーシの地に作ると決めたのです。
このセンターでは、年間を通じて子どもたちのケアが行われており、
夏休みなどの長期休暇期間以外の学期には、普通の学校の授業も開かれている。
これは、リハビリを受けて家に戻った子どもたちに、学習の遅れなどの問題が起きないようにするためだ。
創立以来20年の間に、
ベラルーシ・ドイツ保養センター「ナデジュダ」では、6万5千人を超える子どもたちの保養が行われている。
小さなサナトリウム施設として始まったセンターは、
4半世紀近い歳月の間に世界的に知られた保養施設となったばかりではない。
専門家たちによれば、
このセンターは今では、最新の医療技術を備えながら、
チェルノブイリ原発事故で被災した地域に暮らす子どもたちを支援することの出来る、
恐らく唯一といってよい専門施設となっているという。
(翻訳:平野進一郎さん)
以下で、ニュースの動画がご覧になれます。
http://www.tvr.by/bel/news.asp?id=27183&cid=16 <記事本文:ベラルーシ語>
http://www.tvr.by/rus/news.asp?id=27183&cid=16 <記事本文:ロシア語>

記念祭当日、参加者に配布された資料の一部。
センターで保養をする子どもたちの写真。
右上の写真(真中で男の子がギターを弾いている写真)は、
子ども基金のプロジェクト「腫瘍病の子どものための特別保養」(2008年開催)の参加者たちです。