ウクライナ・キエフからの便り その2

前回に引き続き、ウクライナキエフ市のインナからの手紙を紹介します。
(10月末頃に届いた手紙です。)

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ウクライナの状況はいまだ深刻なままですが、
政治の分野では選挙前の争いが続いています。
この1年で多くのものが何倍も値上がりしましたが、
冬を控えて再び殆どのものが値上げされています。
夏場、農産物は比較的安くなりましたが、
今ではそれも急激に値上がりしています。

1年前の経済危機前には、
市中両替所の為替レートは1米ドル5.5UAH(フリブナ*)くらいでしたが、
一時は10UAHちかくにまでなりました。現在は、1ドル8.2UAH、
1ユーロ12.2UAH位ですが、レートは日々大きく変わります。
(*ロシア語に準ずる表記では「グリブナ」となります。)

キエフ市内の交通費は3~4倍に値上がりしています。
地下鉄の運賃は以前0.5UAHでしたが、今は1.75UAHです。
またその他の公共交通機関(バス、市電、トロリーバス)は、
0.5UAHから1.5UAHに上りました。
ルートタクシーは、2.5UAH。
1ヶ月の交通費は250UAHくらいかかります。

家の公共料金も大幅に値上がりしました。
水道代は1年前、1ヶ月3UAHでしたが、今は22UAHです。
年金生活の母の所では、部屋の管理費が1ヶ月250UAH(以前は150UAH)、
暖房、電気、電話、水道代などで約200UAH(以前は100UAH)、
合わせて月に約450UAHを払っています。
暖房費は、支払い額のうちの大きな部分を占めていますが、
暖房はついていません。
キエフ市内でも暖房がついている地域もあるので、
先日母は、住宅管理センターに電話をかけて聞いたところ、
熱供給の配管に問題があって遅れていると言われたそうです。
でも、直すような気配は見られません。
それにもかかわらず、暖房費の請求だけは毎月届きます。


<キエフ駅 撮影:子ども基金スタッフ>