今年原発関連の本を出版されたお二人の本を紹介します。
1冊目はふるさと「六ヶ所村」を放射能で汚されたくないという
素朴な思いから、長年にわたって核燃再処理工場反対の運動を
続けてこられた菊川慶子さんの書きおろし本。
★菊川慶子著『六ヶ所村 ふるさとを吹く風』
国策・核燃再処理工場と対峙しつづけた20年の軌跡
2010年9月刊 四六判並製243頁 1785円 影書房
「核燃城下町」となってしまった今も、菊川さんはあきらめずに
有機無農薬のチューリップ栽培やルバーブ・ジャム工場で雇用を創出、
「核燃に頼らない村づくり」と持続可能な未来を求めてチャレンジし続けています。
現在、合同会社「花とハーブの里」代表。
首都圏の集会や講演会にも、気軽に足を運んでくださった菊川さん。
あの小柄な体にエネルギーがあふれている、と思っていましたが
近年立て続けに大病を患われたそうです。
日々のストレスは、私たち都会の人間には計り知れないものが
あるのだろうと推察するばかりです。
どうぞ、体調と相談の上、運動を進めていただきたいものと
願っています。
2冊目は和紙の会社を経営しながら1995年~2006年まで今立町議員をつとめた
山崎隆敏さんの本。
★山崎隆敏著『福井の山と川と海と原発』
福井県のダム・林道や全総など開発の歴史を総括。
原発による地域振興の検証と脱原発の現実的可能性についても論及。
2010年7月刊 284頁 1785円 八月書館
山崎さんはすでに20年前から2冊の本を出しています。
『福井の月の輪熊と原発』1990年11月刊 八月書館
『福井のイヌワシと原発』1990年11月刊 八月書館
今年8月、さらに新刊を出版。
あの広瀬隆さんも推奨されています。
『生き残れない「原子力防災計画」,地方政治の現実』
222頁 1575円 白馬社
白馬社のホームぺーじより;
危険な原発・もんじゅが再起動した。
もんじゅと周辺の原発はすべて、その近くに活断層の存在が
指摘されているだけでなく、日本列島は地震活動期に入ったといわれ、
原子力災害の危険が高まっている時に。
しかし、万一の場合に備えた原子力防災計画は、住民の安全と健康を
守れないのである。その裏には、腐敗した地方自治の問題が横たわっている。
お二人の本は、多くのみなさまに手にとっていただきたい本です。