悲しい知らせが届きました。
肝臓がんと闘っていた5歳の男の子イリヤが7/19に亡くなりました。
昨年の7月より、日本の里親からの支援金を受け始めたところでした。
また、幼少時に甲状腺ガンの手術を受けた25歳の女性が7/3に亡くなりました。
団体の代表者ワレンチーナは言います。
「以前私たちの団体の会員だった、甲状腺ガンの手術を受けた世代は大人になり、
彼らの結婚式に招待されることもしばしばあります。
幸せそうな姿を見るのは本当にうれしいです。
一方で、たくさんの葬儀にも参列しなければなりませんでした。
子どもたちを失うのは耐え難いことです」
ワレンチーナの娘も、幼少時に甲状腺ガンの手術を受けました。
娘は成長し、すでに結婚しています。
しかし、毎日のホルモン剤、定期検査・治療なしでは生きていけません。
また、視力の急激な低下などの問題も抱えています。
「自分がこんな体だから、子どもに何か影響が出るのではないかと不安。
だから子どもを持つ気になれない」と話していました。
これが、23年経った今も残る、チェルノブイリの傷跡なのです。

2008年6月 ゴメリ市の自宅にて
着けていたマスクをはずしてながめているイリヤ